海事代理士となる資格を有するのは以下のいずれかに該当する者です。
合格率は約50%ほどの試験で、「海事代理士合格マニュアル」という参考書(海事代理士試験唯一の参考書)をひたすら覚えて、過去問(国土交通省のHPに5年分の過去問掲載)を解いていけば合格はできます。
海運会社や造船会社にかかる就業規則については、船舶ごとに制定される船員に関する就業規則の作成のみが海事代理士の業務となり、例え海運会社の労働者であっても陸上勤務の労働者にかかる就業規則の作成は、社会保険労務士の業務となります。
司法書士会や行政書士会に対応する海事代理士団体として、社団法人日本海事代理士会があります。 ただし他の士業団体と違い、海事代理士の開業要件として法で加入が強制される強制入会制ではありません。登録事務は国土交通省が所管し、海事代理士会は単なる社団法人に過ぎません。加入者はすでに市場を独占している既存の資格者やその後継者を中心に、全海事代理士の3割程度といわれています。
海事代理士の会員徽章は、菊の花弁(法律を象徴)とその中央に操舵輪(海事を象徴)をあしらったデザインです。